Kabamy33のお知らせです。


かばん非会員で参加希望の方はkabamy@kaban-tanka.jp(Kabamy専用アドレス)までご連絡をお願いします。

終了後に二次会(喫茶店)があります。参加しない場合はその旨ご連絡ください。

 

【日時】
日時:3/10(日) 14時-17時
場所:かたらいの道市民スペース 第1会議室 ※最寄:JR三鷹駅
地図:http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/katarai/top.html
会費:300円

 

 

【企画】
笑える歌会

 

 

【内容】
今回は「笑える歌」(読者を笑わせてくれる歌)に挑戦してみようと思います。
最近は難しそうなテーマ、歌いにくいテーマの歌作りに挑戦して、なぜ歌にしにくいのかを考えてみる形式が多いです。前回の二次会で、短歌ってユーモアやギャグで作られたものが少なめではないかという話に。昔は狂歌もたくさんあったのにね。ということで、テーマにしてみました。

今回のテーマは「短歌に向いた笑いの方向性はあるのか?あるとしたら、それはなぜか」をみんなで考えることとします。

みなさんが考える「笑える歌」をお待ちしています。

 

 

【進め方】
前半 笑える歌の歌会
 題詠「笑える歌」(読者を笑わせることを意図して作った歌)で歌会。
 ※読み込み指定なし。

 

後半 座談会 テーマ「短歌に向いた笑いの方向性はあるか?」

 

 

【事前課題について】
・参加者は以下の課題をお願いします。
 題詠「笑える歌」にて短歌を1〜3首提出する。3/8(金)まで。
 ※最大3首。既発表作も可
 提出先:kabamy@kaban-tanka.jp
・歌の提出はせず見学のみの参加も可です。

 

【参加資格】
・会員、購読会員のどなたでも参加できます。事前連絡なしで当日飛び入りの参加も歓迎です。
・非会員で参加を希望される方は事前の連絡が必要です。

 

【参考資料】
事前にかばん内にて行った「あなたが笑った詩歌アンケート」で募った作品をご紹介します。

 

真夜中にどん兵衛食べたくなるときの気持ちが人間らしくていいね    小坂井大輔
隙あらば三回転半【トリプルアクセル】マイ先祖 遠心力でちんこも右寄り    鈴木有機
母さんがおなかを痛めて産んだ子はねんどでへびしか作りませんでした    伊舎堂仁
ところてんのふりしてついておいで日々よ ふくふくおざぶの上に生まれよ    杉山モナミ
ご先祖のお臍のにおいまき散らし月が砕ける 歌えぼるぼる    高柳蕗子
「パパ……!」と息呑めばパパそっくりの痴漢も驚いて降りてった    高柳蕗子
鮟鱇の五分十分十五分   樋口由紀子(川柳) 
シーラカンスの激怒することあらざるやスマホに飼ひて折々に見る    馬場あき子
太陽に笑ひかけられ疲れたりコジマの看板避けつつ歩く    木ノ下葉子
わが妻に『ラブプラス』の講釈すなんという刑罰ぞこれは    斉藤真伸
古代インド人「0(ゼロ)」を発見し中世日本人「ん」を発見す偉大なるかな    小池光
たまさかにパンツの忘れ物がある男子二千人毎朝来れば    大松達知
努力さえすれば成しえることならば僕が行う必要はない    辻井竜一
秋の雲「ふわ」と数えることにする 一ふわ二ふわ三ふわの雲    吉川宏志
その単2電池で動くご立派なポエムはどうかしまってください    伊舎堂仁
意味出さないようケアフルにトイレットペーパーの口を折鶴に折る    鈴木有機
うらがわで勝負するなら洗濯機よりも冷蔵庫のほうがつよそう    鈴木有機
この歌の句跨がりにはチャーハンをパラッとさせる秘密があります    鈴木有機
この短歌は予期しない理由で終了しました    鈴木有機
高校に行かせてくれと土下座して転がっちゃった天使のあたま    穂村弘
「寒いね」と話しかければ「ヒャッハー!」と答える人のいるあたたたた    泳二
髪をいじる女の子がみる戦場で拾ったような携帯電話    宇都宮敦
スピードをゆるやかにして入り来る冬の新幹線は鼻から    藪内亮輔
ネギの束でお尻をすぱぁーんと引っ叩くおまえポエマー馬鹿にすんなよ    小坂井大輔
山伏の野屎梵字のやうにたれ    卍(葛飾北斎)
はつきりしない人ね茄子投げるわよ    川上弘美
叩かれて叩いた秋茄子が悪い    榊陽子

 

以上

Kabamyレポート(第三十二回)二〇一八年十二月十五日(土)
 於かたらいの道・市民スペース(第2会議室)
 

【参加者】高柳蕗子、久真八志、飯島章友、屋上エデン、高村七子、吉川満、TOMO、鳩、田中エリス(ゲスト)

 

今回のテーマは「ふる歌(そでにする歌)」です。前半では題詠「ふる歌」で歌会を行い、後半では「ふる歌を作るうえで大変だったこと」というテーマで座談会を行いました。

 

〈前半〉歌会
持ち点自由で投票を行いました。


磨墨音(まぼくおん)空にみなぎる今ここでわかれよう青い他人になろう 高柳蕗子
3点。潔さ、清々しさが感じられる。墨を擦る音(磨墨音)で背筋が伸びる感じがするし、墨の色や空とのつながりで「青」のイメージがさわやかになっている。
(作者)赤の他人に対しての青い他人。すべてリセットする青=青空のイメージを利用した。「ここからは関係ない」という感じを意図している。

 

生理的に吐き気催す境まで吾を追ひ詰めし事を知らずや 吉川満
0点。じとっとした感情がにじんでいる。ふる歌という題でなければ、これが「ふる」状況を詠んでいるとは気づきにくい。相手側の感情が分からない点は面白い。
(作者)若山牧水の作風を参考にした。一方的に相手に責任を押し付ける、感情をぶつけるようなやり方にした。

 

君に全部決めてもらってた恋愛の最後は自分で決めた さよなら TOMO
1点。二人の関係性がきちんとわかる内容で、題にきちんと答えていた。一字空けに決意が表現されておりよい。説明に終始してしまった感もある。
(作者)主体があまり身勝手な印象にならないように、受け身から能動的な態度に変わる様を描いた。もっと具体的なエピソードで表現できればよかったかもしれない。

 

照準を遠く合わせばすがる眼の君は追ひたり蝶の残像 田中エリス
0点。「照準」が何を意味しているのか。望遠鏡か、単に注目していることを指しているのかがわかりにくい。また照準を合わせているのは君なのか主体なのか。蝶の残像は君の未練を表しているのだろう。
(作者)「照準を遠く合わせば」は、自分が遠くに目を向けており、君を見ていないことを書いている。蝶の残像は、君が思いを寄せている私の美しい姿である。

 

ほんとうは全然興味なんて無いあんたの妻にもバター犬にも 鳩
2点。不倫の状況を想像する。啖呵を切った感じが面白い。主体と「あんた」との関係性がよく見える。登場人物は多いがうまく収まっている。
(作者)不倫ではなく、言い寄られたところをすっぱり断る状況を想定して詠んだ。

 

あなたとは恐竜展に行きません ひとつの恋が絶滅した日 屋上エデン
4点。わかりやすく、笑いもある。またかわいらしい。絶滅はやりすぎかもしれない。例えば恐竜展に行こうなどとするやり方もあったのでは。
(作者)しめっぽくならないように、事実を並べるような書き方にしてみた。恐竜を出すことでファンタジーな雰囲気も狙った。下句をもう少し進化させられるという意見があったので、試してみたい。

 

婚約の破棄を告げようきっちりと全身タイツ姿になって 飯島章友
4点。相手の予想を上回ることで逆に謝罪も受け入れやすくなる、妙な決意の強さを感じさせる。離婚の重さとやっていることのギャップが面白い。
(作者)やさしさの歌として作った。婚約の破棄に際してどうすれば相手を傷つけないかを考えてみた。

 

眠る妻にわかれようかと何度か言う青い火のようにひらく妻の眼 久真八志
2点。工夫なく言い述べたような下句の字余りがねばっこく、情景と調和している。夫の内側にある恐怖を投影している。
(作者)身勝手な主人公がいて、それを見ている目線によって身勝手さを指摘されるところまで書きオチにしようとした。「やすらかに眠る妻」を見ている構図の類想歌が多いので、不穏な感じにしてみた。

 

自分から告げた別れを美しいものにするため聴くオフコース 高村七子
2点。思い出を美化する身勝手さがあり面白い。オフコースのチョイスで美しさの方向性もわかるし、共感もできる。
(作者)曲は「サヨナラ」のつもりだったが、他の参加者から出た「秋の気配」でもよさそう。主体の身勝手さを出したかった。こういう人がいるなと読者に感じてもらえるとよい。

 


〈後半〉座談会


・ふる歌のパターンとしては、古典的・ベタな別れの型を使うもの、加害の感情を高めた詠いぶりをするもの、ずるずると冷めた感情を詠ってリアリティを出していくもの、他の要素でネガティブさを中和して取り合わせの面白さを狙うものなどがあった。
・「ふる」は主体の身勝手さを感じさせ、暗い気持ちでもあるので読者にネガティブな印象を与えやすい。それを滑稽味やさわやかさで中和しようとしている歌が多かった。
・「自分に好意を持っている相手に別れを告げている、別れる態度を見せる」という状況を正しく伝えるのは難しい。状況説明に字数を割くことに終始してしまいがち。
・今回提出された歌のうち二首で「青」を使ったものがあった。事前に配った参考資料も含め「ふる」歌は青が多くなる傾向があるかもしれない。
熱っぽい「赤」に対して、冷めた感じは「青」の方が表現しやすいのではないか。また、涙などとのイメージもつながるからではないか。
・「ふる」形態はもっといろいろあるはず。実際にふる時は、例えば連絡をあまり取らなくなり自然消滅的に別れるなど、熱が冷めている場合もある。最近ではSNSでブロックすることもあるだろう。ただそのようなケースを想定したとき、主体の感情の高まりがあまりないので、短歌にしにくいのではないか。

 


〈参加者より〉
・「ふる」ということに対して自分も含めてイメージが貧困だったと思う。
「ふる」シチュエーションとその前後のいきさつって、すごくたくさんあり得る、と、あとからいろいろ思い浮かんだ。「ふる歌」という題に対して、9人が思い浮かべた「ふる」はごく狭い範囲のものだったと思う。
「たくさんあり得る」の一例をあげるなら、「ふる」のは踏まねばならない別れのステップとも言えるケースがある。両方で別れたくなっているとき、いかに相手に「ふる」役目をおしつけるか、ババ抜きの終わりごろのババを相手に引かせる駆け引きさながら、心の損得を一円単位まで割り勘にする攻防、みたいなものは歌のだいごみになり得る。こういうふうに、もっと「ふる」にはいろいろあり得るのにイメージが貧困だった、ということは、歌の題材としての「ふる」がこれから成長するのを楽しみにできるということだ。
・別れようと思う側はそもそも関係への熱量が低くなっていることが多く、感情の高ぶりみたいな短歌得意の方向性が難しいのではという意見があった。でもそういう低い熱量の時の、特有の感情を詠うこともできそうだ、という話になり生産的でした。
        
(記/久真八志)
 

Kabamyレポート(第三十一回)二〇一八年九月九日(日)
 於かたらいの道・市民スペース(第2会議室)
 

【参加者】高柳蕗子、久真八志、飯島章友、沢茱萸、山下一路、屋上エデン、HARUKA、高村七子、吉川満、和里田幸男(購読会員)

 

今回のテーマは「美味しそうな歌」つまり「美味しそうだと読者に感じさせる歌」です。前半では題詠「美味しそうな歌」で歌会を行い、後半では「美味しそうな歌を作るうえで大変だったこと」というテーマで座談会を行いました。

 

〈前半〉歌会
「美味しそうに感じたか」と「歌として良いか」それぞれ別に持ち点自由で投票を行いました。

 

いるはずのないきみいなかったはずのきみぷるんぷるん水のお餅 沢茱萸
美味しそう2点/歌として7点
水まんじゅうを思わせる「水のお餅」の柔らかさや透明感、揺れる様子が、君の存在の不確かさとうまくリンクしている。一方でぼかした言い方になっていることもあり、美味しそうには感じなかった。

 

生活の真んなかに向け湯を注ぐモッチッチアチッチモッチッチ 山下一路
美味しそう0点/歌として3点:
生活の中心に湯を注いで充実感を取り戻そうとしているほど生活が乾いている主体を思わせる。むなしさを強く感じさせ、CMのコピーも楽し気なフレーズがかえって無味乾燥さを際立てる。歌としてはよくできているが、全然美味しそうではない。

 

うまそうなトロがトロリと揺れているこの満足に限りもあらず 吉川満
美味しそう1点/歌として0点
大げさな感嘆の表現が主体の個性を感じさせて面白くもある。トロがトロリはダジャレっぽくなってしまっている。

 

口中にブーケトスするジャスミン茶 細胞たちを潤ませていく 屋上エデン
美味しそう4点/歌として1点
ジャスミン茶の香りの当たりの強さを、幸せな雰囲気を同居させつつ比喩で表現することに成功している。下句での展開も健康的なイメージを醸し出す。印象の良さが美味しそうと感じさせる。

 

海の家の海より辛いらーめんを飲み干したとき波の音する 久真八志
美味しそう2点/歌として0点
暑さや塩分不足で食べるラーメンの味を思わせる。波の音につなげたことで味の印象がわからなくなっている。

 

日に干せばみな仏様の味だよとしわしわばあちゃんがくれたスルメ 高柳蕗子
美味しそう5点/歌として1点
するめの干からびた様とばあちゃんのしわがリンクしている。またばあちゃん自身が仏様のようで、もらったスルメがありがたい感じをまとっている。

 

昼前の肉屋の店頭コロッケをかっぽれかっぽれ揚げる音する 飯島章友
美味しそう6点/歌として5点
コロッケの揚がる音を「かっぽれ」という既にある言葉をオノマトペとして転用して表した点に工夫がある。めでたく楽し気な踊りの雰囲気が、これから揚がるコロッケの美味しさへの期待感を高める。商店街の景気の良さ、活気の良さも感じさせる。

 

葬列に明るいものを食べていた   白いクリームパンの看板 和里田幸男
美味しそう1点/歌として5点
何を食べていたかわからないが、全体的にぼわんとぼやけた光景が浮かび、面白いてざわりのある歌になっている。ただ美味しそうという感じはない。

 

ふわふわと春の香りのまぶされてミモザケーキのゆるやかにとけ HARUKA
美味しそう4点/歌として2点
やわらかい印象の言葉のなかで「ミモザ」の具体的なフレーズが効いている。くつろぎを感じる。

 

 

〈後半〉座談会


(沢)自分が食べたいと思ったもので作ったが難しかった。美味しそうに見えることを念頭に置いた。しかし「水のお餅」とやや具体性を欠いた表現のためわかりにくくなったかもしれない。
(山下)作った歌に意味づけをしたくなってしまい、結果的に暗い雰囲気になってしまった。明るい調子を目指してCMのフレーズを使ってみたが。
(吉川)美味しい歌は難しいという触れ込みだったが実際に難しかった。斎藤茂吉もウナギの歌のイメージがあるが、具体的にどんな歌があったか思い出せない。
(屋上)味を表現させようとするとコピーライティング的な言葉の使い方になり、短歌として良くしようとするときと別の使い方になる。その二つをマッチングさせるのが難しかった。
(久真)みんなが知っている味ということでラーメンを選んだ。ラーメンが美味しく感じる場面として海の家にした。普段は不味そうに食べ物を詠む方を好むので、難しかった。
(高柳)美味しいは美意識につながりにくい単純な価値判断なので、それだけでは短歌としての良し悪しになりにくい。詠いにくいテーマの場合は神仏や生死にからめることが多く、正攻法に近い攻略法かなと思っている。
(飯島)何かの最中ではなく間際を詠むという方針を立てた。できあがる前のワクワク感を出したかった。「かっぽれ」は「コロッケ」の音に近いオノマトペを探していて見つけたもの。
(和里田)やわらかいとか香りがどうとか、言えば言うほどかえって美味しくなさそうだったので、クリームパンの看板だけ提示してみた。自分としては看板に描いてある絵は美味しそうに感じるので。
(HARUKA)これまで美味しそうな歌を作ったことはなかったが、食べ物の歌はなかった。食べ物の雰囲気を詠いがちだった。嗅覚、触覚などを詠みこむことで味の表現を試みた。

 

・食べ物に特化した詩歌のアンソロジーを調べてみたが美味しそうな作品はあまりなかった。例えば俳句ならば茄子は季節感の表現だし、川柳ならアワビは別のものの比喩。短歌ならば歌枕として登場。他の何かを表すために食べ物を用いていることが多い。
・美味しそうな歌が難しい原因として、美味しさを表そうとすると表現が没個性になりがちな点があるのではないか。その理由として、美味しいはある程度誰にも共通の感覚であるため、最大公約数的な感覚を狙いがちになるからかもしれない。
不味さを表現するときの方が独自性を出しやすい。「パクチーはカメムシの味がする」とか。
・オノマトペは五感に訴える表現として用いやすい。美味しさの表現には適している。
「かっぽれかっぽれ」は単に音の表現ではなく、目新しさや元々の言葉のニュアンスを利用している点で優れている。
・美味しそうな歌と、短歌として良い歌はほとんど相関しない。しかし飯島さんの歌はどちらも得点が高く、両立しないわけではない。
・コピーライティングっぽさを目指そうとすると、その言葉を言っている人を感じさせない方向に行く気がする。短歌っぽさと逆になる。
もっとも、優れたコピーライティングはそういった要素と関係なく良いと感じさせる。
・「美味しさ」は良い歌を作るために道具的に使うもので、目的ではないだろう。一方で、食品のコマーシャルのコピー、は商品の売りとして「美味しさ」を表現する必要があり、それ自体が目的となる。
短歌としての良さにはいくつかあるが、「詩情」「リアルさ」の場合はそれ自体が目的にもなり得る。「美味しさ」の表現より階層が一つ上ではないか。「美味しさ」を含め「暑さ」とか単純な感覚は、階層が上のものを表すための手段に過ぎないのではないか。

・短歌では「食べ物」を出して感情などを詠うノウハウは蓄積されているが、逆はまだ多くない。短歌にはまだ開拓されていない領域があり、美味しそうな表現もその一つではないか。

 

〈参加者より〉
・歌会交えての座談会は話が抽象的にならずに良いです。
・企画自体が単純に面白くて、歌会も刺激的だった。そして、「美味しそうな歌」が成功しにくい、詠みにくいについては、いろいろな要因が複合されている、ということが実感できた。ただそれが混沌としたままの実感であり、
要因の洗い出しとか、それを組みあわせて仮説をたてるとかそういう方向での手応えは、あったけれどもやや弱かった。
        
(記/久真八志)